綾船国際特許事務所は、2002年2月に設立された事務所です。まだまだ小規模ではありますが、国内外の特許出願・商標登録出願を中心に、鑑定、コンサルティング等、多岐にわたる業務を取り扱っています。
知的財産の重要性が増加しつつある現在、特許法や商標法のみならず、著作権法や不正競争防止法等も視野に入れつつ、権利の取得とその活用を図ることができるよう、すべての所員が知的財産のスペシャリストとなる、そんな事務所を目指しています。
「特許事務所での仕事」というと、まず、真っ先に、何が思い浮かぶでしょうか。当事務所では、特許権、商標権等の権利を取得するための手続として、日本国での権利取得をめざす国内出願、外国での権利取得をめざす外国出願を行っています。そして、出願のためには、出願書類として、明細書、特許請求の範囲、要約書、必要な図面を作成して権利の取得をめざす各国の特許庁へ提出する必要があります。
こうした出願書類の作成に際しては、発明という技術的思想を理解するとともに、その発明を特許法という法律でどこまでどのように保護を図るか、という点がきわめて重要なのです。また、特許法をはじめとする知的財産権法は経済法に分類されることが多く、人、物、技術が国境を越えて移動する現在、ボーダーレス化する世界の動きに合わせて、頻繁に法律が改正されています。
したがって、大学、大学院、又は企業で学んだ技術を基礎としてさらに学び続けること、法律もまた学び続けることが必要になります。
端的に言えば、特許では「技術を法律でどのように保護するか」という点が問題となるため、当事務所では、「技術と法律が仕事の両輪」をモットーにしています。この両輪のバランスをうまく取りながら、クライアントの方達に満足していただける仕事をして行きたいと考えています。
また、商標権を取得しておくことで、不正商品の排除によるブランド構築がしやすくなります。
技術面からは特許で、また、ブランドの構築という面からは商標で、というように、国内外におけるトータルな知的財産の保護を可能にする仕事を目指しています。
「綾船」は、琉球弧の伝承にあるニライカナイ(神の住む海上はるかな遠い国)から、夢や希望や財宝を積んでやってくる船のことです。
事務所の開設に当たって、「クライアント様に、夢や希望や財宝を運べる船になれるように」との願いを込めて、都営地下鉄浅草線の「宝町」駅近くに事務所を構え、「綾船」を事務所名としました。